妊婦さんのお悩み:妊娠中の会陰マッサージは必要?
『会陰マッサージってやった方がいいですか?』
これは、サロンのお客様からもよくいただくご質問。
何年か前に、私も同じ質問を助産院の院長先生にさせていただいたことがあります。
その答えは『やらなくていいのよ』でした。
実際にその助産院では会陰マッサージは特に推奨していないのですが、出産時に会陰が切れてしまう方はほとんどいらっしゃいません。
驚きですよね。
私は子供二人の出産時、それぞれ別の産婦人科でしたが、当たり前のように会陰切開をされました。
出産ってそういうものだと思っていたので、疑問もなく受け入れて・・・
そして!産後めちゃくちゃ痛かったです!!!!!
歩くのも座るのも痛いし、トイレではしみるし...
入院時にはどこへ行くのにもドーナツ枕を抱えていました。
助産院で会陰が切れないのは、会陰が切れないようなお産をするから、助産師さんたちがそのように補助するからなのです。
一方病院では、まだまだ会陰切開をするところも多いようですね。
その場合、分娩時に切れにくいように会陰マッサージをしておいた方がよいのでは?となるようです。
実際に会陰マッサージをやっておいたおかげか切れなかったという声も確かにあります。
が、会陰マッサージには早産のリスクもあるので、安易に行うのは要注意。
私が行っているセラピストさん向けのマタニティトリートメントスクールでも、
『会陰マッサージのやり方をお客様に伝えたいのですが?』というセラピストさんからの希望を受けることもあります。
何人かの助産師さんにも確認したのですが、答えは『それはセラピストが指導するべきではない』でした。
お知り合いのママから『私はこんな風にやってたよ』というお話を聞いて、それをひとつの参考にするのはよいかと思います。
けれど、もし行うのであれば、会陰の状態を診ていただける先(かかりつけの産婦人科もしくは助産院)で指導してもらうのがベスト。
安易に行うと早産につながる可能性もあるのです。
・会陰マッサージがなぜ危険なのか?
・会陰を柔らかく伸びやすくする安全で簡単な方法
など、サロンでもお伝えしています。
施術の際に気になることはドシドシ聞いてくださいね。