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外陰部イラスト

妊娠中のマイナートラブル:妊婦さんの外陰部静脈瘤の原因・症状・予防と対応

外陰部の静脈瘤とは、文字通り女性の外陰部にできる静脈瘤(静脈が拡張して浮き出ていたり、クモの巣状に青っぽく表面からも透けて見える状態)です。

外陰部と聞いてもわかりづらい方もいらっしゃるようなので、まずはその説明から。

『女性器のうち体外に露出している部分の総称。
大陰唇、小陰唇、陰核、膣口、尿道口から形成され、普段は排尿と月経、性行為のために使われる。自然分娩の場合ここから新生児が排出される。』 ・・・Wikipediaより

外陰部イラスト

発生するのは妊婦さんの1割弱ですので、妊娠してもご存じない方も多く、自分にできていてもも気付かずに過ごされる方もいるマイナートラブルですが、重症になると下肢静脈瘤以上に不快な症状もあります。

特に日本では、発生場所が場所だけに口にしづらくひそかに悩まれている方も多いようです。

【症状】
 ・外陰部の腫れ
 ・下腹部や鼠径部、骨盤内の緊満感や重み、圧迫感
 ・性交中の不快感
 ・歩行中の不快感
 ・痛み(鈍い痛みから焼けつくような状態も)やかゆみ

【原因】
 ・静脈瘤を参照
 ・骨盤内の血流と血圧の上昇
 ・骨盤領域とその周辺の静脈にかかる増大する子宮の重み
 ・ホルモンによる血管壁の拡張
 ・これまでの分娩中に当該部位にかかった圧

【起こしやすい人】
 ・静脈瘤のページを参照
 ・下肢静脈瘤のある妊婦さん
 ・経産婦さん

【外陰部静脈瘤の予防・改善に】
 ・ウォーキングやエクササイズなどで循環をよくする
 ・立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢を避ける
 ・なるべく足を上げておく。
 ・リクライニングチェアーや横になって休む際にも足を挙げる姿勢を取る。
 ・足を組まない
 ・体重を増やし過ぎない
 ・着圧ストッキングの使用
 ・寝ている状態の際、お尻の下に枕を入れて臀部を上げておく
 ・外陰部の静脈瘤への冷湿布(横になっている際)
 ・重いものを持ち上げないようにする
 ・外陰部へのアロマケア
  *施術のお申し込み時にお伝えいただければ、お持ち帰り用に準備しておきます

出産時の会陰切開や破裂で出血することはまずないそうですが、静脈瘤のできた部位や範囲よっては帝王切開になる可能性もゼロではないとのことですので、すでに外陰部に静脈瘤のある妊婦さんや下肢静脈瘤のある方は特に悪化しないよう規則正しい生活と栄養バランスにも気を付けてくださいね。

日本ではあまりケアをされることなく出産後の自然回復を待つだけの外陰部静脈瘤ですが、海外ではいくつかのケアがなされています。
当サロンでのご提供するアロマケアはご帰宅後にご自身で行っていただくものですが、実際に外陰部に静脈瘤ができた妊娠中の助産師さんからも『ひりひりする痛みがなくなった。安心して出産できたし避けることもなかった』とご感想をいただいております。
遠慮なくお問い合わせのうえお越しください。

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