妊婦さんのお悩み:妊娠中のむくみ・静脈瘤へのセルフケアマッサージ
足のマッサージは、むくみの軽減、身体全体の血行促進によいとされています。
この血流の改善は静脈瘤の予防や症状の悪化を防いだり改善にもつながります。
専門の方に施術をお願いできるのが一番ですが、そう頻繁に通うわけにもいきません。
ここでは簡単に行えるセルフケアをお伝えしますので、ご自身で、もしくはパートナーの方にやってもらってください。
【準備するもの】
・マッサージ用オイル
妊娠中でも使用できるキャリアオイル(トリートメント用の植物油)をご用意ください。
妊娠線予防オイルやマタニティマッサージ用として販売されているものでも代用可。
グレープフルーツ他のむくみやうっ滞除去作用のある精油を適量加えると良いでしょう。
*精油についての詳細はご来店時または講座でお伝えします。
【マッサージを行う場所・時間帯】
・フローリングや畳の上など安定した場所で
・入浴時に湯船の中でも(滑らないよう注意)
・お風呂上がりでけっこうの良くなった時がおすすめですが、リラックスできる時ならいつでもOK
【注意事項】
・コブがあるような状態の静脈瘤には触れないようにする
(クリームやオイルをつけるくらいはOKです)
・盛り上がりのない気にならない程度の蜘蛛の巣状の静脈瘤は軽めに流す程度にとどめる
・お腹が張ったり違和感を感じることがあればすぐに中止する
・マッサージ後は、足裏や手のひらについたオイルをよく拭き取る。
【セルフケアマッサージ法】
*画像はセルフではなくセラピストによる施術の写真もありますが、セルフケアも可能です。
1.足先から太ももに向けて、心臓に向かうように手のひら全体で交互に流すようにマッサージしてください。
太もも側を先に行い、その後足先から流すようにするのもよいですね。
2.足背(足の甲)を人差し指、中指、薬指を並べて立てるようにして心臓方向に流す
むくみが激しく痛みを感じるようであれば、痛くない程度にやさしめに
3.足裏の湧泉(むくみのツボ)を押す
親指の先で、もしくは人差し指の曲げた関節でぐーっとしばらく押す
4.足指の間を押す
これもむくみにおすすめ。イタ気持ち良い程度に押してみましょう。
他に、足指をグーパーしたり、足首を回したりの簡単なストレッチもおすすめです。
毎日両足で10分ほどでかまいません。
テレビを見ながらでも気軽に楽しくやってみてくださいね。
サロンのお客様は、むくみが悪化せず現状維持ができてお医者様にほめられたそうです。
サロンに定期的に通われた妊婦さんで、病院でむくみの注意を受けられた方はいらっしゃいません。
簡単だけど、意外に役立つフットケア、ぜひお試しください。
ご自宅でのケア+サロンでのプロによるケアで、安産に向けて楽しいマタニティライフを送りましょう。
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれており、下肢の血液を心臓に戻す筋ポンプとしての役割を果たします。
もちろんマッサージだけではなく、適度な運動を行って筋力をつけておくこともとても大切。
文章だけではいまひとつわかりづらいという方は、ぜひサロンにご来店の際にご相談ください。
*本記事内では、わかりやすいように一般的な『マッサージ』という言葉を使用しておりますが、これはセラピストによって提供させていただくものではなく、ご本人様もしくはパートナーの方に行っていただく手技をさしております。