妊婦さんのお悩み:つわりの原因・症状・対応法
妊婦さんの9割ほどの方が、大なり小なり経験するつわり。
ほとんど感じなかったというラッキーな方から、出産近くまでずっと続いたという方、ひどい時期は1日に20回トイレで吐いたというお客様もいらっしゃいます。
ちょっとしたことで楽になったりもしますので、まずはお読みいただき、少しでもマタニティライフを心地よく過ごせるよう、そのきっかけが見つかりますように😊
お腹に赤ちゃんが宿ったことによるご自身の体調の変化を、ぜひ興味深く味わってみてくださいね。
と、一見気軽に書いているように見えるかもしれません。・・・が、そんなことはないですよ^^
実は、不妊治療を行っていた私にとって、つわりは『憧れ』だったのです。妊娠の象徴✨
ところが実際にその立場になってみると、妊娠した喜びが彼方に吹き飛ぶほどの気持ちの悪さが続きました。
そんな頃に知っていればよかったな、と思うことを書いています。少しでもつわりに悩む皆さんのお役に立てればと願っています。
【つわりの時期】
妊娠5~6週から12~16週ころまで。
【つわりの症状】
胃のむかつき、吐き気、嘔吐、眠気、怠さ、頭痛、においに敏感になる、食べ物の好みの変化、唾液の分泌の増加、など
*つわり自体は病気ではありませんが、激しい嘔吐による脱水症状や著しい体重の減少、などの場合、妊娠悪阻(にんしんおそ)となり、病院での治療が必要となります。
こうした症状や、水分補給もできず日常生活もままならないなどの状況の場合、早めにかかりつけ医にご相談くださいね。
【つわりの原因】
現代の医学でもその原因は特定されておらず、以下のような諸説があります。
・胎盤で作られるhcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンの影響
・胎児を異物としてとらえたアレルギー反応のひとつ
・体を休めて無理をしないようにという母体の持つ自然な働き
【つわりの対応法】
この時期は食べたいものを食べたい時に食べましょう。水分補給にも気を付けて。
食事の量が少なくても多少栄養が偏ってしまっても、赤ちゃんへの影響は心配しなくても大丈夫。
ママの身体にこれまで蓄えられた栄養がまず赤ちゃんに送られます。
つわりが終わったら、体重管理にも気を付けて、安産に向けてバランスの良い食事を心がけましょう。
・温かくないものの方が匂いがせずに食べやすい
・炭酸水を飲むとさっぱりする(逆の方も)
・レモンウォーターなどもおすすめ
・生姜を食べるまたは飲む(生の生姜は避けましょう)
・うがいをする
・吐き気に良いとされるビタミンB6を含む食品を意識してとる。
・頭痛のある方は、目を休める。特に寝る前に携帯の使用は控える
・胃の不快感に良いとされる内関(手首内側にあるツボ)を押す
・ハーブティ(妊婦さんでも飲めるものを)
・柑橘系などの精油を使ったアロマスプレーで気分転換
・市販のリストバンド
上の息子の時と、切迫流産2回と絶対安静を乗り越えての下の娘の時のつわり。
同じ人間である『私』でしたが、かなり違いました。
つわりは心の状態によっても変わるものとは聞くけれど、まさにそれを体験した二度のつわり。
切迫流産で、二度目はお医者様からも『これではもう赤ちゃんはダメでしょう』とまで言われた大出血。
よほど強い子だったのか、お腹にしがみついていてくれました。(おかげで気の強い娘で^^;)
その頃の私にとっては『つわり』は娘の命が続いている印であり、つわりをいつも感じていられることに安心したものでした。
朝起きて気持ちが悪くないと不安だったくらいです。
さて・・・
身体に負担のないよう気を付けて、外出されるのも良い気晴らしになります。
安定期まではサロンでの施術はお受けできませんが、ナチュラルマタニティケア講座にはご参加いただけます。精油やハーブなども詳しくお伝えしています。
おしゃべりしたりアロマグッズを作りにぜひ気分転換にいらしてくださいね。
その後のマタニティライフにも活用できます。